「成功者の真似」をして失敗する人の共通点 スキルは盗んでも人生はコピーするな、本質的な幸せを掴む思考法

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周囲から見えている他人の人生や生き方は、あくまで表面的なものだ。それは人生の一部に過ぎず、その人と直接的で深い関係を持たない限り、その背景にある価値観を知る機会はほぼないだろう。

そして、背景を理解せずに表面的な部分だけを見て判断することほど危険なことはなく、そこには学びが全くないと断言できる。

成功者から何かを学ぼうとする姿勢こそが大切

例えば、自分にとって「成功」している人を見たら、どうするか?

先ほどの良い比較と悪い比較で言うと、悪い比較では単に表面的な部分を見て、その人を羨んだり嫉妬したり、自分に嫌悪感や劣等感を抱いてしまう。しかし、キャリア上のポジション、持ち物、ライフスタイルなど、その人と同じ物を所有すれば自分も幸せになれるかというと、それは全くもって別問題だ。他人のライフスタイルや持ち物の「一部」を合わせることは、自分の人生に本質的な意味を持たないだろう。

そんなことで幸せな人生を送れるほど、人生は単純ではない。

他人の人生やその一部をコピーして得られるのは「偽物の充実感」でしかなく、本質的な幸せとは全く関係が無い。表面しか見ていないものに、意味はないのだ。

反対に、良い比較をする人は、成功者の表面的なものを見るのではなく、その成功の背景にある考え方や努力・工夫に目を向ける。つまり、表面の裏にある「軸」を見るということだ。

そして、そこから学びになる部分を探し、自分の人生の軌道修正に活用する。キャリア成功者の思考回路や工夫の仕方、努力の方向性など、自分の参考になることは大いにあるだろう。

その人が出している本を読んだり、講演会を聞いたり、映像を見たりするなど、背景を探る方法はいくらでもある。充実した人生を送っている人がいたら、教えを乞うことで見えてくるものも多いだろう。

大事なのは、表面的な部分に囚われることなく「そこから何かを学ぶ」というスタンスで臨むことだ。なぜなら、他人の人生のコピーで自分の幸せを掴めるわけではないからだ。

自分にとっての幸せや成功の形を探り、その形に一歩一歩着実に近づく。他人の人生を参考にしながら、その方法を探り続けることが大切なのだ。

何事も、切り抜かれた表面的な部分だけを見るのではなく、より本質的な部分を見るようにすれば、おのずと自分の幸せに一歩近づけるはずだ。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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