「心」を整え長寿に、薬剤師お勧め"お茶"の摂り方――捨てていた茶殻はお粥やふりかけに…おいしく食べて不調を緩和

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これまで述べてきたように、お茶にはたくさんの健康効果があるとされています。だからなのか、筆者の薬局にも「お茶は健康にいいから、たくさん飲む」と言って、1日5~10杯ぐらい飲んでいる方がときどきいらっしゃいます。

しかし、飲みすぎはよくありません。

まず、お茶は体を冷やす性質を持っていますから、冷え症の人にはあまりおすすめできません。飲むときには日中に1杯の温かい緑茶をゆっくり飲むのがよく、ペットボトルの冷えた緑茶をゴクゴク飲んだり、夜に飲んだりするのは控えたほうがいいでしょう(ペットボトルのお茶は常温が望ましいです)。

カフェインの摂りすぎに注意

お茶に含まれているカフェインには、過剰摂取による健康への悪影響が知られています。

個人差もありますが、カフェインにより中枢神経系が過剰に刺激されると、めまいや心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠、下痢や吐き気、嘔吐などが起こることもあります。妊婦さんでは、カフェインの過剰摂取で胎児の発育を阻害(低体重)する可能性が報告されています。

お茶は自然のものだから安心と考えず、カフェインの量については成分表示を確認して、飲みすぎないようにしましょう。カフェインが入っていないデカフェのお茶を利用するのも選択肢の1つです。

茶と薬の飲み合わせ

薬を服用している人も、注意が必要です。

かつて、お茶の影響が心配な薬として、貧血の治療に使われる鉄剤が挙げられていました。お茶に含まれる渋み成分タンニン(カテキン)が鉄にくっついて、吸収されにくくなるからというのがその理由です。

近年の研究結果では、それほど気にする必要はないとされていますが、そもそも薬をお茶で飲むのは望ましくありません。白湯か水で飲むようにしましょう。

平地 治美 薬剤師、鍼灸師。 和光鍼灸治療院・漢方薬局代表

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ひらぢ はるみ / Harumi Hiraji

東洋鍼灸専門学校非常勤講師、日本東洋医学会代議員。朝日カルチャーセンター、津田沼カルチャーセンターなどで漢方関連の講座を担当。明治薬科大学薬学部卒業後、漢方薬局勤務を経て、東洋鍼灸専門学校に入学。漢方治療の大家である寺師睦宗氏に漢方を、石原克己氏に鍼灸を、クリシュナU.K氏にアーユルヴェーダ医学を学ぶ。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る・動かす・食べるで健康になる』(日貿出版)など。You tube「平地治美・漢方チャンネル」も開設。ブログ「平地治美の漢方ブログ」。

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