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戦略なきトランプ政権のイラン攻撃、空爆で政権転換の無理筋、「110ドル超」原油高は中間選挙へ逆風…イランと耐久力勝負

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トランプ政権としては、特殊部隊などを限定的に派遣する可能性はあるものの、アメリカ兵の死傷者が大量に発生する大規模な地上軍を長期投入する考えはないようだ。現時点では主に空爆で可能な限りイラン現体制を破壊する方針のようだ。

とはいえ、歴史的にみても空爆のみで成功裏に政権転換に至った例はなく、この手法には限界がある。そこで政権転換そのものはイラン国民に委ねる構えだ。

しかし、武器も持たないイラン国民は年初のように現体制に弾圧され、政権転覆は不可能だ。軍の内部分裂などに頼らざるをえない。イラン国民をアメリカの地上軍に置き換えることは、トランプ政権の非現実的な期待となっている。

なお、仮にアメリカの意に沿わない新指導者が政権を握った場合には、空爆など軍事行動を再開し得るとの圧力を残し、トランプ政権はイラン政権転換を狙うようだ。これはイランで体制転換が成功すればトランプ政権の成果として誇張でき、起きなければイラン国民にトランプ政権は責任転嫁できる構図だ。

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