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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

「ハヤセ洋菓子店」は実在している? TBS日曜劇場『リブート』の舞台となった《とある"街の洋菓子店"》の正体

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  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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市の周辺は、東京都と埼玉県にまたがる「多摩湖」(村山貯水池)が位置し、「トトロの森」のある狭山丘陵に囲まれた自然豊かな場所として人気の地域です。

湖畔には「西武園ゆうえんち」や「ベルーナドーム(西武ドーム)」があり、また、湖を一周する遊歩道やサイクリングロードも整備されていて、行楽客でにぎわっています。

こちらが実際の「シャトー洋菓子店」。「ハヤセ洋菓子店」そのもの!(写真:筆者撮影)
街の洋菓子屋さんを体現したような風情の「シャトー洋菓子店」(写真:筆者撮影)

そんな地域の名物といえば、太めの手打ち麺とつけ汁、さらに揚げたての天ぷらで知られる「武蔵野うどん」。市内にはうどんをいただける店舗が点在しており、多くの買い物客でにぎわう「イオンモールむさし村山」の前にも名店があります。

筆者がいただいたのは、「本格手打ちうどん 笑乃讃(えのさん)」の「武蔵野うどん」。弾力ある麺を濃厚なつけ汁でいただきます(写真:筆者撮影)
大正5年から昭和2年の間に建設された「多摩湖」(村山貯水池)。桜と紅葉の名所として知られています(写真:筆者撮影)

これまで武蔵村山市は、東京都内で唯一、鉄道の通っていない市として知られていました。

しかし2030年代半ばまでに、立川市から北上している「多摩モノレール」が、現終点の上北台(東大和市)から市内を通って箱根ヶ崎(西多摩郡瑞穂町)まで延伸することが決まり、ついにその「不名誉な称号」が返上されることになりました。

橋脚が設置される予定の「新青梅街道」では、道路の拡張工事が一部始まっていて、村山団地付近にも駅が誕生する予定です。これまで公共交通機関としてはバスに頼っていた地域にとって、交通の便が一気に良くなることが期待されています。

「上北台」駅。周辺では延伸工事が始まっていました(写真:筆者撮影)

「武蔵村山の洋菓子店」がロケ地に選ばれたワケ

さて、「シャトー洋菓子店」の店内に入ってみましょう。

ドラマの雰囲気を彷彿させるショーケースの中には、作中で「ハヤセショート」として登場するものと同じ、イチゴの乗ったショートケーキ、モンブラン、チーズケーキなどの定番ケーキが並んでいます。また、卵型の容器に入ったプリンもあって、濃厚な卵の味を楽しめます。

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【あの「印象的なシーン」もロケ地から着想】

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