空前の教員不足でも学級崩壊させない!新年度「子どもが自走する教室」つくるため、攻略すべき《黄金の3日間》4つの鉄則

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

まず、「黄金の3日間」を誰のための時間と捉えるべきか考えましょう。

私は今、全国の学校や教育委員会で研修や講演を行っており、全国一たくさんの学級開きを見ていると言っても過言ではないと思います。

そこでよく見るのは、「最初にきちんと締めなければ」という空気を頑張って出している若い先生たちです。

「最初にルールを徹底させなければ」「最初に立場をはっきりさせなければ」「最初になめられてはいけない」――その思いは、決して間違いではありません。学級を成り立たせることは、子どもたちと安心安全な場所を作ることであり、とても大切なことです。

ただ一方で、黄金の3日間は、本当に「先生が上に立つことを示す時間」でよいのでしょうか。

自走する学級にある「4つの共通点」

私は、教員が頑張って上下の関係をつくることは、今の時代に合っていないと思います。黄金の3日間は、教員と子どもたちの立場をはっきりさせる時間ではなく、同じクラスで過ごす教員と子どもたちが一緒に何を大切にするのかについて話す時間だと考えています。

教員が統制を強める時間ではなく、子どもが自分たちで回していける教室の土台をつくる時間。その視点で見直すと、黄金の3日間の意味は大きく変わります。

子どもたちが自走する教室には、いくつかの共通点があります。

1つ目は、叱る基準が明確であることです。すべてを正そうとしない。すべてを整えようとしない。守るのは、安全と尊厳。命が何より大切で、逆に言えば、安全と尊厳が守れるなら、どんどん挑戦していこうということを伝えます。

この軸が共有されていれば、細かなことには揺れません。叱る基準が明確であるということは、むやみに叱らないということでもあります。子どもたちは、どこまでが挑戦で、どこからが越えてはいけない線なのかを、安心して理解できるようになります。

次ページ4月、「できること」より大切にすべきこと
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事