【国内登録台数1800台程度、時代を先取りしすぎたSUV】徹底レストアで蘇ったいすゞ「ビークロス」の価格が"ASK"の意味
ちなみに、いすゞは、四輪駆動車でない、いわゆる乗用車をホンダからOEM供給を受けて販売。2002年にはビッグホーン、「ウィザード」などの四輪駆動系も撤退する。
そのため、今では商用車メーカーというイメージが強いだろう。ビークロスは、バスやトラックを除くいすゞの最後期の自社開発車両なのだ。
ミハラ自動車がフルレストアしたビークロス
そのビークロスをミハラ自動車では走行5.1万kmの個体を仕入れ、全バラのうえ徹底的なレストアを施している。
特徴的なスチール鋼板と樹脂が絶妙なコンビネーションを見せる外観は、当時の色艶を完璧に再現。とくに最大のキャラクターである樹脂表面は、白化変色もなく、自然なブラックが再現されている。
エンジンルームも「これは新車か」と思わせるほどの美しさである。V6・3.2Lガソリンエンジン本体はもちろん、樹脂カバー、ゴムホース、電装系のハーネスにいたるまで、黒い部品は艶やかに黒光りしている。メッキパーツにも曇りは一切ない。ミハラ自動車には、メッキなどの金属加工を専門とするグループ企業が存在するため、それが可能となっているのであろう。
インテリアも見事である。特徴的なレカロシートやMOMOステアリングにいたるまで、現行車の良質な中古車と比べても遜色ないほどの美しさで、「新車のまま保管していました」と言えるくらいのレベルに仕上がっている。
このビークロスの価格表示は「ASK」、いわゆる価格応談となっている。実際の車両本体価格を尋ねると480万円とのことであった。レストア内容を考慮すれば決して高額とは感じない。もちろん、この車両にその価格を支払う価値があるかどうかは個々の判断によるが、ベース車を入手して同等のレストアを行うことを考えれば、むしろ割安と言えるだろう。





















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