「モバイルバッテリー」発火事故から守る鉄則6つ――"見落としがちな使い方の誤り"や"機内でモバイルバッテリー禁止の真相"を解説
人によっても違いますが、スマホの使用頻度が増えて1回の充電だけでは半日と持たないなか、モバイルバッテリーに頼る人も多いと思います。
そこで本稿では、予防策や安全対策を紹介します。また、ここではモバイルバッテリーに言及していますが、スマホなどリチウムイオン電池が内蔵されている電気機器についても同様と考えてください。
「落とした・曲がった」は即アウト
まず、モバイルバッテリーを落とした場合、外側のケースが割れていたら即、使用中止です。落下の衝撃で内部に入っているリチウムイオン電池が変形したり、電池内部にある絶縁体が損傷したり、電池の制御用(保護や充電をする)回路が破損したりしているおそれがあるからです。
ズボンのポケットやカバンの中に入れて曲がってしまったモバイルバッテリーも同様、即使用を中止してください。
内部の電池や回路が曲がったり損傷したりしているモバイルバッテリーをそのまま使い続けると、内部の回路がショートして自然発火をもたらすほか、電極を分けている紙のように薄いセパレーターという部分が損傷すれば、充電や利用時に急激に異常発熱が生じたりするおそれがあります。
怖いのは、ショートした熱で発生したガスに引火することで、大規模火災の原因につながることです。
モバイルバッテリーを水没させてしまった場合も、使用はすぐに中止すべきです。速やかに自ら引き上げて、電源が入っているようならすぐに電源を切ります。
塩素を含んでいる水(水道水)は、電気を通します。そのためモバイルバッテリーの内部に水が入ると、本来、流れるはずの電気の通り道以外の場所で電気が流れ、正常な動作ができなくなってしまうのです。そのまま使い続ければ、発火したり異常発熱の原因となったりします。
長年使い続けているモバイルバッテリーにも要注意です。
昭和・平成生まれの人はガラケーの電池で経験されたこともあると思いますが、リチウムイオン電池は、経年劣化によって内部に水素などのガスが溜まり、膨らむことがあります。
モバイルバッテリーの使用期間のおおよその目安は3年ですが、そこまで時間が経っていなくても次のような場合は使用を中止してください。そのまま使い続けると、電池が破裂したり、破裂により回路ショートして発火・発煙したりするおそれがあります。
・一部が膨らんでいる
・ケースの一部に亀裂が入っている





















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