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産むなら援助なし「内密出産」救えない日本の実情――妊婦の相談・出産の援助、子の支援、養子縁組まで手厚いドイツとの差

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誰にも知られずに出産する女性の支援について考えます(写真:プラナ/PIXTA)※写真はイメージです
約1年前、「赤ちゃんのいのちを守るプロジェクト」として、いわゆる“赤ちゃんポスト”の設置をスタートさせた、社会福祉法人賛育会(東京都墨田区)。
しかし、このプロジェクトに携わる人たちは「赤ちゃんポストのない社会を目指して始めた」と言う。どういうことなのか――。この言葉に込められた思いを聞いた(本記事は前編・後編の2回でお届けします。前編はこちら)。

赤ちゃんの命を救う最終手段

「赤ちゃんポストは、赤ちゃんの命を救うための最終手段です。本来は、赤ちゃんポストの必要がない社会を築くべきだと日頃から思っています」

そう話すのは、赤ちゃんポストである「ベビーバスケット」を院内に設置した賛育会病院の賀藤均院長だ。国立成育医療研究センターなどで長年、子どもたちへの治療にあたってきた小児科医でもある。

賛育会の「赤ちゃんのいのちを守るプロジェクト」は、予期せぬ妊娠に悩む人のための夜間の匿名相談「妊娠したかもSOS賛育会」、匿名で生後4週間までの新生児を預けることができる「ベビーバスケット」、一部の医療関係者以外には身元を明かさず出産できる「内密出産」の3つを柱にした支援事業だ。

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【想像を絶する「1人出産」】

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