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「お米の香りに、涙が出た」疲れたエンジニア救ったおかゆの温かさ "お肌つやつや" 研究家が行き着いた無理しない日常

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  • 横山 瑠美 ライター・ブックライター
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おかゆにハマったのは、ITエンジニアとして勤務していた会社員時代だった。

「一度ハマるととことんのめり込む極端な性格」というかゆさん。そのせいで食生活が乱れたり、睡眠時間を削ったりすることもたびたびだった。20代のうちはそれでも平気だったが、内心では「こんな生活はずっとは続かない。ちゃんとしなきゃ」と考えていたという。

「当時住んでいたのがギークハウス(※ITエンジニアやプログラマーなどインターネットやコンピューターに造詣の深い人たちが共同生活を送るシェアハウス)だったこともあり、仕事が終わってもIT開発にのめり込む毎日でした。

凝り性なので、ラーメンが気に入れば3食ラーメンを食べるし、自炊をするときも材料を完璧に揃えてレシピ本に忠実に作るような凝った料理ばかり作っていました」(鈴木かゆさん。以下、同)

お米の優しい香りに包まれて、涙が出た

出かけることも、人としゃべることも大好き。毎日のようにイベントのある生活をしていたが、2020年に始まったコロナ禍でそれができなくなった。在宅勤務になり、時間はたっぷりある。ちゃんと自炊をしてみよう、と思い立った。

「それで最初に作ったのがおかゆだったんです。当時はコロナ禍で物流が滞り、近所のスーパーからすぐに食べられるパンなどが真っ先になくなりましたが、お米だけは売っていました。おかゆなら量も増えるし、という理由もありましたね」

ネットでレシピを検索して、初めて米からおかゆを炊いた。ふつふつとおかゆの煮える鍋を見守っていたら、突然涙があふれた。

「ふいにお米の優しい香りに包まれて、涙が出たんです。いま考えれば、コロナ禍での慣れない働き方や暮らし方に疲れていたのかもしれません」

基本の白粥。おいしく作るコツは「構い過ぎないこと」とかゆさん。必要以上に混ぜず、混ぜるときはやさしく。レシピはこちら(写真提供:鈴木かゆさん)

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【温かいおかゆに心身を癒やされた】

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