ニデック創業者の永守重信氏、名誉会長も辞任すると発表「いうまでもなく、ニデックは永久に不滅」だとし、「誠実で信頼性ある真のグローバル企業」

✎ 1〜 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ブルームバーグ・インテリジェンスの若杉政寛アナリストらは26日のメモで、永守氏が名誉会長の職を退いたことで、これまで課題となってきた会計問題への対応や企業風土改革を一段と進めやすい体制が整ったと指摘。永守氏がらみの制約が消えたことで、経営陣が再建のスピードを加速できるようになるとの見方を示した。

会計問題に関連する損失が発生したとしても、その影響は一時的にとどまる公算が大きく、来期(2027年3月期)には業績が回復基調に戻るとの見方が強まっているとした。

昨年12月に自身の意向だとして、永守氏は代表権を返上。グローバルグループ代表や取締役会議長などの役職から離れ、非常勤の名誉会長に就いた。不適切会計の疑いについて調べる第三者委員会の報告は2月末をめどに提出される見通しだが、結果が公表される直前で完全引退を決めた。 

永久に不滅

永守氏が名誉会長として残ることについて市場では疑問視する声もあった中、ニデックは永守氏と完全決別する形となった。会社側が第三者委員会による調査と並行して実施した調査では永守氏の意向を忖度(そんたく)し、優先する企業風土があったと結論付けられていた。

永守氏は1973年にニデックを創業。モーターの技術力や長時間労働をいとわない営業力を武器にパソコンのハードディスクドライブ(HDD)用モーターなどでシェアを拡大。合併・買収(M&A)も積極的に仕掛け、一代で売上高2兆円を超える大企業を築き上げた。

ニデックの不適切会計疑いは昨年、イタリア子会社の関税未払い問題を発端として相次いで浮上。東京証券取引所は10月に内部管理体制などについて改善の必要性が高いとしてニデックを特別注意銘柄に指定することを発表。日経平均株価の構成銘柄からも除外された。

永守氏は今回の声名で、「いうまでもなく、ニデックは永久に不滅」だとし、「誠実で信頼性ある真のグローバル企業」によみがえることを確信していると述べた。

著者:古川有希

ブルームバーグ
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事