即戦力育成か、人間力の涵養か? ニデック永守氏が京都先端科学大学で問われる「長期の実学」と新たな「良心」
中編:強烈なトップダウン経営は大学に通用するのか? ニデック永守氏「第2の人生」に潜む強権的マネジメントの罠
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「稼げる実学」だけで十分なのか
文部科学省は近年、大学教育の実務志向・理系シフトを強く推進している。即戦力人材の育成、産学連携の強化といった方向性は、経済界の要請とも合致している。永守氏が京都先端科学大学で目指してきた教育モデルは、この時代の要請に正確に応答していると考えられる。
ただし、「稼げる実学」だけで十分なのかという疑念は残る。
中内氏も永守氏も、圧倒的な実務能力と行動力で時代を切り開いた。しかし、その経営の晩年に噴出した問題は、いずれも倫理とコーポレートガバナンス(企業統治)に関わるものだった。ダイエーの経営破綻は拡大路線に歯止めが利かなくなった結果であり、ニデックの会計不正問題は組織内の忖度と監視機能の欠如が招いたものだ。





















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