「歳だから仕方ない…」と放置はキケンな《難聴と認知症》の意外な関係 予防のために40〜50代からできること
「テレビの設定音量が以前より上がっている」「会話の中で、相手の言葉を聞き返すことが多くなった」などと感じることはないだろうか。
歳をとると老眼になるのと同様、耳も聞こえにくくなってくる。
しかし、「歳だから仕方ない」と放置しておくのは危険だ。最近の研究で、耳の聞こえにくさ(難聴)を放置すると、10年後の認知症発症リスクが倍も高くなるということがわかってきた。
難聴と認知症はどのように関係しているのか。また、予防のために40〜50代からできること、あるいはもっと若いうちから気をつけておくべきことはあるか。
東京女子医科大学・耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 教授・基幹分野長 医学博士 水足邦雄氏に聞いた。
難聴は認知症リスクのトップ
2017年医学雑誌ランセット国際委員会の報告で、中年期の難聴が10年後の認知症リスクを倍にするというデータが発表された。リスクの高さは喫煙、孤立、糖尿病、肥満や高血圧といった、対策すれば認知症を予防することが可能とされている9つの因子の中でトップだ。

「聴覚はコミュニケーションの手段であり、情報が耳から入ってこないことが脳に悪い影響を与えることは知られていた。しかし、この発表により、難聴が他の因子に比べてこれほど認知症リスクを高めることがはっきりとわかり、少なからず驚いた」(水足氏)





















無料会員登録はこちら
ログインはこちら