「歳だから仕方ない…」と放置はキケンな《難聴と認知症》の意外な関係 予防のために40〜50代からできること
「今残されている有毛細胞を大事にすることだ」というのが水足氏のアドバイスだ。
例えば、最近では演奏中、イヤモールドという耳栓を使っているミュージシャンは多いという。職業上、大きな音にさらされるためだ。
筆者は趣味でオーケストラをやっているため、クラシック音楽の演奏家についても質問してみたところ、「クラシックの指揮者や奏者で難聴の人はとても多い」とのことだ。打楽器や金管楽器など、耳に負担をかける大音量にさらされる一方、繊細なバランスで音楽を作っていくために、イヤモールドをしていては仕事にならない。
せめて1時間ごとの休憩中は音のない場所に移動して耳を休める、といった工夫が必要だろう。
スマホの機能をうまく使う
難聴を予防するには、とにかく、耳に負担をかける音を聞きすぎないようにすることが大切だ。
とくにヘッドホンには注意が必要だ。なお、「骨伝導」タイプのヘッドホンでも、耳の細胞に負担をかけることに変わりはないため、普通のヘッドホンと同じだそうだ。むしろ、周囲の音も耳に入ってくるため、それをかき消そうと大音量で聞くことになってしまう分、影響が大きいと言える。
スマホにデフォルトで搭載されている健康管理アプリには、音のレベルを管理したり、調整してくれる機能がある。iPhoneで言えば「ヘルスケア」で、オーディオの音量が聴覚に影響するほど続いた場合、通知したり、自動で音量を下げるよう設定することが可能だ。
今回は加齢性の難聴について解説してきたが、難聴にはほかに、耳が耳垢などで詰まっている場合や、子どもの頃の炎症などが原因の場合もある。こちらは原因を取り除けば治癒できる可能性もあり、治らなかったとしても、補聴器ではなく集音器で改善できる場合が多いという。
耳が聞こえにくいと感じたら、まずは耳鼻咽喉科で聴覚検査を受けることが大事だ。
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