投稿者:杉山香織さん(仮名)
年齢:40代
勤務先:公立中学校
図書室で感じる「子どもの読書離れ」
「学校の図書室は、本を読む場所である前に、子どもたちの居場所であってほしい」
そう語るのは、公立中学校で図書室の運営を行う学校司書の杉山さんだ。司書資格は持っていないが、臨時職員の立場で約10年間、杉山さんは図書室で中学生たちと向き合い続けてきた。
「気になっているのが、読書量の差がどんどん広がっていること。年間の貸出数が0冊の子もいれば、年間300冊の子もいます。中間層はあまりいないですね。読書量の多寡は、話すときの語彙力や構成力に表れてくると感じます。
昨日のできごとを表現力豊かに話してくれる子もいれば、“昨日、YouTubeであれ見たよ”で話が終わってしまう子もいる。“なんか”や“みたいな”といった言葉を多用している子もいれば、状況を具体的に説明できる子だなという印象を持つ子もいます」
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【「静かにしない」図書室の役割】
