青木:そのとおりです。とても楽しいし、競技へのモチベーションにもなります。
窪田:ヨーロッパの方が長年続けたくなる気持ちもわかりますね。青木さんは子ども向けのゲームなども手がけていますが、やはり記憶力は子ども時代に鍛えたほうがいいのですか。
青木:僕の前職が絵本の出版社であったことや、大学院で所属していた研究室が子どもの研究に注力していたことから、子どもの記憶に関する知見もあったので、それを生かしてゲームを作ってみようと考えたのです。ただ、僕自身の研究は大人の学習がメインでしたし、記憶力について言えば、未就学児からシニアまでいろいろなターゲットがいます。何がなんでも小さいときに記憶力を高めなければいけないとは考えていません。何か覚えるって楽しいよね、と思ってほしいし、そう思えたときがいつでもタイミングだと思っています。
「覚えることが好きになって自信がついた」
窪田:記憶力を意識するようになって、ご自身の人生も大きく変わったと思います。とくに良かったと思うことは何ですか。
青木:もちろん競技で自分が勝てたことも非常にうれしいですが、それよりも、ほかの誰かの役に立てたことがうれしいです。例えば僕の運営するメモアカclassの子で、中学受験をして最難関校に受かった女の子がいます。彼女は「このスクールに出合って、覚えることがすごく好きになって自信がつきました。合格できたのはその結果だと思います。ありがとうございます」と言ってくれました。これは本当にうれしかったですね。今はもう高校生になっているのですが、スクールにもインターンとして来続けていて、将来はうちで働きたいとまで言ってくれています。
窪田:すごいですね。彼女は競技にも挑戦されているのですか?
青木:もちろんです。日本国内のチャンピオンにもなっているし、アジア大会でもトップ5に入っています。やっぱり本人が好きだからこそ、どんどん強くなっていったのだと思います。
窪田:その女の子が、記憶のトレーニングで人生が変わったという思いを強く感じていることが伝わってきます。青木さんとメモリースポーツの出合いも価値あるものだったと思いますが、それもまた素晴らしい出合いでしたね。
(構成:鈴木絢子)
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