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「ものを覚えるのが苦痛」な人への処方箋とは?――「運動する」「紙で覚える」「アウトプットする」「意味とセットで覚える」がおすすめ

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  • 青木 健 メモアカ代表取締役CEO/日本メモリースポーツ協会会長
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
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窪田:私は子どものころから、暗記系の科目が大嫌いでした。例えば物理の試験でも、普通は公式を暗記して解くのでしょうが、私は基本概念しか覚えていなくて、そこから考えて答えをひねり出していました。今日のテストは全然できなかったな、ビリかもしれないなんて思っていたら、クラスで1番になって「あ、これでも正解なんだ」と思ったこともありました。漢字なども含めて暗記系の科目はとにかく苦手でしたが、考えることは得意だったので、記憶をロジックで超えていたという感じでした。

公式や年号を覚えやすくする方法

青木:そのやり方は、本来はとても正しいものですよね。ご自身に合ったやり方を理解されていたのが素晴らしいと思います。

僕は今、記憶の方法を学べる学習サービスを運営しているのですが、やはり覚えることに苦手意識を持つ人は少なくありません。ただ単に公式や年号を覚えろと言われると、意味がないからわかりにくいし面白くないから忘れてしまう。でも例えば、物理でも「速度を時間で微分したらなぜ加速度になるのか」とか、もう少し内容の話をしてあげると、ぐっと覚えやすくなるようです。歴史などでは、前後の相関性や意味合いを考えてみるとか、ちょっとしたことで覚えられることもありますよね。

窪田:そうですね。この将軍がなぜこの時代にこういうことを決断したのか、その感情や背景、人間のしがらみなどのストーリーがあれば、歴史は面白くなってきますよね。でも何年に何があった、次の年に何ができたなどということの羅列には関心を持てませんでした。私は関心のないことは本当にだめなんです。覚え方のトレーニングを知っていればよかったなとは思いますが、覚えるということに対する興味もなかったし、そういう意味では適性もなかったんだろうと思います。

(構成:鈴木絢子)

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