教員「やること多すぎ」で疲弊…新年度前は「しないことリスト」更新の大チャンス! 元中学校校長が"やめても悔いなし"だった4事例
まずは、誰が授業者になるのか、次に学校の研究主題に即した単元を設定し、指導案を作成。教科部会で検討し、全体研修会で検討、プレ授業を行い、修正をして、当日を迎えます。
それまでに、日程調整、講師依頼、資料の作成、印刷、丁合、出席者名簿作成、駐車場や表示板の手配、受付の手伝いをPTAにお願い、湯茶の接待……などなどたくさんの仕事が生まれます。
市内全部の学校で開催すると、開催時期が重なる学校もあり、参加者を集めるのに苦労します。去年来てくれた学校の研究会には行かなくちゃ……と義理人情も無下にはできず、ますます時間がなくなる。
授業者の先生はきっともっと大変だったでしょう。当日の50分、授業案通りに進めなくては、という気持ちが強くなり、授業後の研究討議では、緊張した面持ちで、謙遜と反省ばかりの発言になります。
全日程を終了し、授業者の先生は「勉強になりました」と言うけれど、ここまで大事にしなくてもいいよね……と、感じて、翌年からやめました。
方針とは「推奨」くらいにしか考えていない自分は、総合的に考えて「やらない」というのも1つの答えと思っていました。ただ「他はみんなやっているのに」という非難の声は外から聞こえてきました。
しかし、それで生み出した時間を、子どもたちと対話する、あるいは学びの深化・充実に使うことができるはず、と考えていたのです。研究会をやめることで、校内研究は授業研究ありきから自由になりました。
ICTや学習方略、コミュニケーションや業務改善など、そのときに必要と感じられる校内研修を行うことができたし、互いに話し合う時間が増えたのは悪くないと感じました。もちろん、自分の授業を見てもらいたいという職員もいる。そんなときは外部の関係者に依頼し、見ていただくこともありますし、そこはためらいません。
そんな話を知人としていたら、自治体によっては「校長が定年退職の年には、その学校で通常よりも大規模に公開研究会を開催する」という通例があると聞ききました。
でも、今は定年延長や、校長の再任用などの制度によって、勇退の花道を飾る公開研究会は少なくなったのかもしれないですね。忙しい学校現場で、「何のため」と問い直すことは必要なのではないでしょうか。
2. 分厚い研究紀要をやめる
公開研究会に関連するものとして、3月末になると学校に研究紀要の冊子を送ってくださるところが多いです。とても手がかかっていて厚みもあって、いつか参考にさせていただこうと、研修担当の先生にお渡ししようと考えます。



















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