ネットで原因を調べていても意味がない…医師が解説! つらい【首の痛み】の4つのタイプと対処法

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この背景にあるのは、加齢による頸椎の変形や、椎間板の変化だけではありません。若い方でも、頸椎椎間板ヘルニアや、姿勢の乱れ、首への過度な負担が重なることで、神経根症を発症することがあります。

特徴は、「ピリピリ」「ジンジン」する痛みやしびれ、「感覚が鈍くなる」といった症状です。さらに神経の障害が進むと、上肢の筋力低下を伴い、「ボタンが留めにくい」「箸がうまく使えない」「字が書きづらい」など、手先の細かい動作に支障が出ることもあります。

このような症状に思い当たる場合は、まず整形外科を受診しましょう。画像検査(レントゲンやMRIなど)で、神経の圧迫があるかを確かめることが重要です。早めに原因を特定することで、症状の悪化を防ぐことができます。

③その他の原因による痛み(感染症・腫瘍・リウマチなど):首を動かさなくても痛みを感じることがある

首を動かさなくても痛みを感じるのが特徴です。安静にしていても痛む、夜間に痛みが強くなる、日に日に悪化する――このような首の痛みは頻度としては多くありませんが、早めの診断が重要です。

例えば、がんの骨転移では、持続的で強い痛みが出ることがあります。感染症では、発熱や全身のだるさを伴って、激烈な首の痛みが現れる場合も。関節リウマチなどの自己免疫疾患でも、首の関節に炎症が起こると、強い痛みが生じることがあります。

強い不安から「自律神経」にも影響が

④心因性・ストレス関連の痛み(自律神経の乱れ):検査で異常が見つからなくても痛むことがあります

このタイプの首の痛みには、日常生活上のストレスや、強い不安が背景にあります。痛みや体調のことが過剰に気になり、

「この痛みは何か重い病気ではないか」

「このまま治らなかったらどうしよう……」

と不安が頭から離れず、眠れなくなる方も少なくありません。

強いストレスが続くと、自律神経のうち交感神経が優位になります。すると、「筋肉が緊張しやすくなる」「痛みを敏感に感じやすくなる」「夜になっても体が休まらず眠れない」といった状態になり、首の痛みが実際以上に強く感じられたり、不眠が続いたりします。

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