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「高市首相の"見た目戦略"が成功」「中道はビジュアルも失敗した」 自民党圧勝《有権者の決め手は"見た目"》だった? その驚く中身と根拠

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  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授

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高市早苗首相率いる自民党が歴史的圧勝を果たした衆議院選(画像:高市早苗公式Instagramより)

2月8日に投開票された衆議院選挙は、見事な「自民党の圧勝」だった。各メディアは「高市人気」「野党失策」「政策評価」と分析するが、実は誰も指摘していない最大要因がある。

それは「見た目」だ。有権者は無意識のうちに「候補者の顔」を、投票先を決める大きな要因としていたのだ。

もちろん、高市早苗首相や自民党への期待による結果であり、中道改革連合を筆頭とした野党が失速したからだという一面もあるだろう。

しかし、選挙研究の世界では、候補者の「見た目」が投票行動に与える影響は、すでにデータで実証されている。本稿ではまだあまり語られていない、自民党すなわち高市首相の“強さ”について検証していきたい。

今回の「自民圧勝」は、科学的に説明できる

経済産業研究所(RIETI)の研究によれば、顔の魅力度が5点尺度で1ポイント上昇すれば、得票率は5.16ポイント増加する。

日本の政治学者による研究では、笑顔の女性候補は真顔の女性候補より11.45ポイント多く票を獲得する。フィンランドの大規模研究では、容姿のよい候補者は得票率で約15%の優位性を持つことが示されている。

そして何より重要なのは、有権者の脳の働きの95〜97%を占める「潜在意識」が、この判断を支配しているという事実だ。

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【“見た目”が、想像以上に選挙を動かしていた】

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