「流れ」に乗ったら道が開けた—51歳で新入社員になったドムドム社長の決断《自信ゼロでもチャンスはつかめる》

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流れをよくするのも悪くするのも自分次第で、流れにいいも悪いもありません。

一見いい流れに思えても、何もしないで怠ければ悪い流れに変わり、逆に悪い流れに思えても、工夫と努力を重ねると、いい流れに変わることがあります。つまり、誰でも、どの流れに乗っても、いい流れにすることが可能なのです。

ドムドムの店舗外観
事業継承後は赤が基調のブランドイメージにしている(画像:ドムドムフードサービスのプレスリリースより)

こう言うと、「自信があるからそう言えるのでは」と受け取られてもおかしくありませんが、それは誤解です。不安症の私は今も昔も自信がありません。自信がないから努力をして、自信をつけていくようにしているだけなのです。

自信はなくていい

私は現在、いくつかの社外取締役をさせていただいています。いずれも完全に専門外の分野で、初めて会議に出るときは、事前に社史や組織体制、経営理念、事業戦略など、入念な下調べをしました。

送っていただいた資料を読むと、わからない専門用語がたくさんあったので、とても心配になりましたが、一つひとつ調べながら理解に努めました。

わからないことは、聞けば教えてくださる方がいることは知っています。けれども、極力聞かないようにして自分で調べました。それは、自分を信頼してもらうためです。

いまの時代はネットで調べれば、大抵のことがわかるので、自分で準備して会議に臨むのは仕事上のマナーと考え、企業秘密のようなどうしてもわからないことだけ尋ねるようにしました。

39歳、初就職。
『39歳、初就職。』(世界文化社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

これはよくのりちゃんと話していることですが、自信がないほうが、人から求められることを素直に喜べて謙虚になれる気がします。「期待に応えられるように頑張ろう」と力も湧きやすいでしょう。

だから私は、「自信はなくていい、自信がないほうが怠慢にならずに頑張り抜ける」と考えています。自信がないからジタバタして、できることはなんでもしようとする。

自信がないから、他者の意見によく耳を傾ける。思い返すと、自分がしてきたことも、この2つでした。魅力的なチャンスは、自分が望むタイミングでくるとは限りません。能力、キャリアなどに自信がなくても、チャンスがあったら飛び込んでみるのもひとつです。

【藤崎さんのキャリアについては以下の記事もあわせてお読みください】

ドムドム社長「39歳で初めての就職先」は"ギャルの聖地"。議員の夫を支える主婦、人生の岐路で飛び込んだ新しい世界

突然の解雇で職探し「バイトから居酒屋開業」の裏で約7年間「介護を両立」、ドムドム社長が踏ん張り続けた日々

藤崎 忍 ドムドムフードサービス代表取締役社長

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ふじさき・しのぶ / Shinobu Fujisaki

1966年7月、東京都墨田区生まれ。

短大卒業後、区議会議員の男性と結婚。主婦として子育てなどに奔走していたが、39歳の時に夫が病に倒れ、生活のために就活。渋谷109のアパレルショップに就職。小さなことから改善を重ねるうちに、売り上げを倍増させる。

5年間働いた後、2011年から東京・新橋に居酒屋を開店。みるみるうちに予約の取れない人気店になる。夫の介護の傍ら、翌年には2軒目を出店。

常連に見込まれ、17年にドムドムハンバーガーの新商品開発担当として転職。「厚焼きたまごバーガー」をヒットさせ、わずか9カ月で社長に就任。テレビ朝日系「激レアさんを連れてきた」テレビ東京系「ガイアの夜明け」出演等。

※藤崎の『崎』の 正式表記はたつさき

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