なお、1月7日のニューヨークタイムズ紙単独インタビューで、トランプ大統領はアメリカによるベネズエラの運営期間について、1年を大きく超える可能性を示唆した。
24年ベネズエラ大統領選をめぐり、アメリカは不正を働いたマドゥロ前大統領ではなく、野党候補エドムンド・ゴンサレス氏を正当な勝者と認定した。ノーベル平和賞受賞のマリア・コリナ・マチャド氏はマドゥロ政権によって出馬を禁じられ、ゴンサレス氏は代理候補として擁立された。そのため、野党の実質的な指導者はマチャド氏と広く見なされている。
この前提に立てば、不正選挙でマドゥロ氏の副大統領として「勝利」したといえるロドリゲス氏も、アメリカの基準では正統性を欠くはずだ。
それでも、トランプ氏はマチャド氏ではなくロドリゲス氏を暫定大統領として支持した。
背景には、軍・官僚・司法を含む国家機構に深く根を張るチャビスタ(チャベス元大統領を支持する勢力でマドゥロ氏は後継者)を抑えられるのは、同じチャビスタのロドリゲス氏しかいないというCIAの分析がある。
正統性より、現実的な統治を優先
仮に最初から、トランプ政権がマチャド氏らの統治に固執すれば、国家の混乱は避けられず、アメリカ軍の大規模派遣が不可避となりかねないとトランプ政権は判断したとみられる。
つまりトランプ政権は、移行期において「正統性」よりも「統治可能性」を優先し、現実路線を選択した。





















無料会員登録はこちら
ログインはこちら