JR南武線「ワンマン化で遅延増」汚名返上なるか 停車時間や折り返しなど26年春に「一部見直し」

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南武線 E233系
JR南武線の電車。同線は2025年3月からワンマン運転を導入している(編集部撮影)

人手不足や運行の効率化などのため、都市部でもワンマン運転の路線が増えつつある。

首都圏では地下鉄や私鉄が先行していたが、JR東日本も2025年3月のダイヤ改正で常磐線各駅停車と南武線でワンマン運転を開始した。2026年春のダイヤ改正では、横浜線でもワンマン運転を開始する。今後は山手線なども含め、さらに導入区間を拡大していく計画だ。

一方、南武線ではワンマン運転の導入後、とくに朝ラッシュ時に遅延が増えたとの声が利用者から上がっている。12月に同社が発表した2026年春のダイヤ改正の概要には、南武線について「ダイヤの一部見直し」を行うことが公表された。

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なぜ遅延が拡大?

南武線は川崎―立川間35.5kmを結ぶ路線。川崎では東海道本線と京浜東北線、立川では中央線や青梅線など、そして途中駅でも小田急線や京王相模原線、東横線・田園都市線など東急各線と接続し、乗り換え利便性の高い路線だ。利用者は多いが全列車が6両編成と首都圏の主要路線としては短いこともあり、ラッシュ時は混雑する。

【写真と表】南武線はJR各線や小田急、京王、東急各線などと接続する利用者の多い路線。2015年度以降の混雑率の推移は?沿線や駅周辺の姿、そして同線のネックの1つとなっている「開かずの踏切」の様子など

同線は全駅にホームドアを整備したうえで、2025年3月のダイヤ改正からワンマン運転を開始した。その後浮上したのが、利用者からの「遅延が増えた」という声だ。

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