東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

カメラマンを同行させているケースすらある…不祥事の【禊としての修行】を断る和尚の"言い分"

6分で読める
  • 大愚 元勝 佛心宗大叢山福厳寺住職、慈光グループ会長
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

みなさんにぜひ覚えておいていただきたいのは、自己肯定感は高めようと思って高められるものではないということ。

アファメーション(なりたい自分になるために肯定的な言葉で宣言をすること)的なものは一時的な効果こそありますが、あくまでも誰かとの比較によって成り立つ「慢(他人と比較してしまいたくなる衝動)」になりますので、つねに他人との優劣を考えているようでは一向に救われません。

自分が「できること」と「できないこと」を自覚する

別に自分のことを肯定されようが、否定されようが、決して動じない。これが本当の意味での心の安定になります。無理やりポジティブシンキングをしている時点で、あなたの心は揺らいでしまっている証拠なのです。

『その悩み、ほとんどあなたの妄想かもよ?』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

まず、自惚れが「慢」であることに気づき、他人との比較にエネルギーを割かないことが大切。それに気づくことができれば、自ずと謙虚になっていきます。

この謙虚というのは「いやいや、私なんか……」と卑下することではなく、自分ができることと自分ができないこと――これをきちんと分析して理解している状況。自分自身のことが客観的に見えている状態のことです。

世の中で"一流"と呼ばれる人たちは、自分のできないことがわかっているからこそ、決して今の自分自身に満足することがないのでしょう。

自分自身で「俺はすごい!」と豪語する一流はいませんよね。飽くなき探求心があるからこそ、プロフェッショナルと呼ばれる存在になれるわけです。

客観的に自分の強みも弱みも冷静に判断できる人は、成長します。自惚れている時点で三流であることに、まずは気づくべき。これを肝に銘じていただきたいと思います。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象