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人類最古の物語は何か、知っているだろうか?
『ギルガメシュ叙事詩』。古代メソポタミアで成立した物語だ。
何千年にもわたり口伝され、本として編纂され、各国語に翻訳されて古代オリエントに広がっていった人類史においてもっとも重要な古典のひとつだ。そこに書かれているのはギルガメシュという若い半神半人の王がエンキドゥという野人と親友になり、2人一緒に冒険をくり広げるお話である。
人類が知っておくべき英知をわかりやすくまとめたことで、世界で300万部の大ベストセラーになっている『
全人類の教養大全 0』では、古典のさまざまなエッセンスを紹介するとともに、現代において古典が持つ重要性を解説している。
古代人が考えていたことと、われわれ現代人が考えていることはほとんど変わらない。持ち物は多少違っても、経験している感情はまったく同じだ。『ギルガメシュ叙事詩』を読めば、私たちの人生がわかってしまうのだという。
5000年前に書かれた「死への恐怖」
『ギルガメシュ叙事詩』は人類最古の文明、メソポタミアで生まれた英雄叙事詩だ。
それまで口伝されてきたさまざまな物語をシュメール人がまとめて記録。それをバビロニア時代に時系列に沿って編集したと見られている。
物語の時代はシュメール時代以前のウルク時代で、ウルクの王ギルガメシュの冒険と業績を12編の詩にまとめている。
なぜいま、僕たちがこの古い文書を読む必要があるんだろう?それは、ここから「あなた」の、あるいは「僕」のいまの姿を発見することができるからだ。権力、富、永遠に対する欲望と、老いていく者や死んでいく者に対する憐れみ。いま僕たちが求めている人生に対する考察が、鏡に映し出されるように、古代人の思考の中に現れている。
神々は泥で人間をつくった。
地上を埋めつくした人間はとても騒がしい生き物だったから、神々の王エンリルは腹を立て、洪水を起こして、この面倒くさい被造物を一掃しようとした。
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