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「論語」が教える、いつまでも成長できない【セミナー・ジプシー】に致命的に"欠けている感情"とは

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  • 浅田 すぐる 文筆家、学習・成長・キャリア支援家

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学びはスマートに、ドライに、機械的・効率的にやるものではないという(写真:shimi/PIXTA)
熱心にセミナーに通っているのに、仕事にまったく成果が現れない……。そうした「セミナー・ジプシー」がいつまで経っても成長しない理由を、キャリア支援の専門家である浅田すぐる氏は、「インプット」を楽しんでいるばかりで、「アウトプット」が圧倒的に足りないからだと指摘します。
そんな浅田氏が『論語』の中に見つけた、学びの本質をなす「ある感情」とはいったいなんなのでしょうか。同氏の著書『そろそろ論語 物事の本質がわかる14章の旅』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「インプット」だけでは成長できない

2012年から、"「紙1枚」書くだけの仕事術"をビジネススキルとして広めてきた。そこから派生して、生涯学習に必須となる学習法や読書法、近年はスキルを超えたキャリア教育について伝える機会も増えてきている。

いずれも、独立当初の2010年代前半は、「え、本当に1枚書くだけでOKなんですね! 感激しました! これなら続けられます!」という感想ばかりだった。

一方、2020年代に入り、たった数分「紙1枚」書くことにすら、「めんどくさい」「もっと簡単な方法でないとやりたくない」といった抵抗感を表明する人が増えてきている。

ビジネススキルに限らず、技術の修得の世界に「わかる即できる」はありえない。

ところが、「わかる(インプット)=できる(アウトプット)」という学習観の人が少なからずいて、こういう人は「自分でやってみる、試行錯誤してみる」という「アウトプット」のプロセスがないため、孔子によれば「啓発以前=教えても意味がない」となってしまう……。

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【「セミナー・ジプシー」と呼ばれる人々】

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