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「非正規保育士1200人を雇い止め」「週5日働いても"月収11万円"」 そして《非正規公務員》が消えた…悪待遇が招いた「これ以上ない悲劇」

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非正規公務員が次々姿を消している(写真:今井康一撮影)

「非正規公務員が集まらない」

自治体の役所や公営の図書館、保育園など公務の現場では、非正規公務員である「会計年度任用職員」が募集をかけても集まらず、多くの欠員が出るケースが相次いでいる。

非正規公務員を巡っては、低賃金と不安定雇用がなかなか改善されてこなかったが、人手不足があまりにも深刻化する中、有期雇用を無期に切り替える「常勤化」や待遇改善に踏み切る自治体も出始めている。

「非正規保育士」1200人を雇い止め

名古屋市は2024年度末までに、保育の現場で働く保育士や調理員、保健師ら会計年度任用職員の約1800人のうち約1200人を雇い止めし、公募を実施した。しかし保育現場の会計年度任用職員は、公募実施前から約150人もの欠員があり、公募実施後にはさらに198人の欠員に増加してしまったという。

「このケースでは、『雇い止めになるかも』『職場の仲間と枠を奪い合うことになるのか』といった相談が多数寄せられました。雇用不安にさらされることに限界を感じて公募に応じなかった人もおり、結果的に欠員は増えてしまいました」

非正規の保育士らが参加する労働組合、建交労(全日本建設交運一般労働組合)の尾崎よしみ書記長は説明する。

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【いつ雇い止めになるかわからない、という不安】

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