「予測不能であることが強み」であるかのように捉えられつつある、トランプ米大統領。世界を混乱させているのは、歴史的経緯を無視した直感的な外交スタイルだけではない。中でも象徴的なのが、関税をめぐる一連の対応だ。
中国をはじめとする各国にさまざまな要求を突きつけ、応じなければ関税率を引き上げると脅す。交渉が思うように進まないとみるや再び関税率を吊り上げ、あるいはその発動を見送る。
一見すると場当たり的で、乱暴ともいえる交渉スタイルに、世界は振り回されている。行動パターンをつかむ手がかりはないのか。何らかの戦略や交渉術の下に行動しているはずではないか。
