さらに、今年3月、環七通りを渡って戻ったところに「こち亀記念館」がオープンしました。両さんが、自分の勤務する派出所の上に、自分の記念館を建てちゃった、というストーリー。
作品や、舞台となった亀有の魅力を楽しみながら体感できる観光施設です。1階の入り口には、『こち亀』の世界観そのままの「派出所」の風景が。どことなく、昭和の懐かしい雰囲気に浸ることができます。


『こち亀』以外にも、「葛飾」といえば“この名作”
さて、葛飾といえば、筆者が真っ先に思い浮かべるのが、レジェンド映画『男はつらいよ』シリーズです。
ご存じ山田洋次監督、渥美清さん主演の映画シリーズで、1969年の第1作から、1995年の第48作までが製作され、ここ葛飾柴又の街が舞台となり、主人公・車寅次郎の旅の出発点となりました。
亀有駅の隣、JR金町駅と駅前広場を挟んで発着する京成金町線は、高砂駅までの2駅を往復するだけのミニ路線。東京のど真ん中にありながら、旅情を感じる素敵な電車です。
金町線唯一の中間駅である柴又駅で降り立つと、駅前には「寅次郎」と「さくら」兄妹の銅像が。電車に乗って旅立つ寅さんを見送るようなシチュエーションで、思わず映画の世界に引き込まれます。
そしてそこから柴又帝釈天に続く参道は、ロケ地にもなった草だんご屋さんはもちろん、昔ながらの店が立ち並んでいて、さながら「昭和のテーマパーク」のよう。



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