激変社会での心の守り方 まじめな人ほど「もやもや」に陥る構造とは?

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・エスカレーターの新ルールを守るべきかどうか悩む。
・大事なことをメモしていただけなのに、スマホをいじるなと指摘される。
・返信がこないメールの文面を何度も読み直してしまう。
・説明書のない商品が増えすぎて困る。

こうしたこまごまとしたことが積もることで、見過ごせない「ストレス」になってしまう。でも、それらを言葉にすることで「あ、これは〇〇という感情なんだ」と認識するだけで、不思議と心が軽くなるのです。

「言葉にしても解決にはならないのでは?」と思うかもしれません。ですが、私は「解決」よりまず「認識」が大事だと思っています。言語化するだけで、気持ちはかなり整理されるものです。

コピーライター直伝「もやもやデトックス」メソッド

ここからは、私が実践してきた「もやもやデトックス」の方法をご紹介します。ポイントは「状況」と「感情」を分けて考えること。一気に思い出そうとすると、かえってもやもやが増すのでご注意ください。

ステップ① 「0.5秒のストレス」を思い出す

まず大切なのは、もやもやが生まれた瞬間を思い出すこと。その場ですぐに言葉にするのは難しいので、後から振り返ってみるのがコツです。

ステップ② 状況を具体的に描写する

「何が起きていたか」を感情抜きで、できるだけ客観的に描写します。自分ではなく、誰かの体験を紹介するつもりで書いてみましょう。

ステップ③ その状況で生まれた感情を描写する

次に、そこで生まれた感情をできるだけ細かく捉えます。「ムカついた」「しんどかった」だけでなく、どんなニュアンスだったかを探ってみてください。

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