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激変社会での心の守り方 まじめな人ほど「もやもや」に陥る構造とは?

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  • 梅田 悟司 コピーライター・武蔵野大学教授
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まさにこれが「言語化によるもやもやデトックス効果」です。この力は想像以上に大きなものです。言葉ひとつで、社会を、個人を、変えるほどの力を持っているのです。

もやもやは「0.5秒のストレス」のなかにある

では、コピーライターはどうやって「言葉にならない気持ち」を見つけているのでしょうか。実は、言葉にならない気持ちを直接探すのは、とても難しいことです。言葉にできない気持ちは、つかみどころがないからです。

そこで私が編み出したのが「0.5秒のストレス」に注目するという方法です。この「0.5秒のストレス」は、瞬間的に生まれ、消えていくような感情です。「まぁいいんだけど……」で済ませることもできなくはないけれど、実際は済んでいない感情です。こうした小さなストレスが積み重なり、大きなもやもやとなって私たちの心を支配します。

以下は、「0.5秒のストレス」の一例です。

・ふたりで会う予定だったのに、知らない人がいる。
・上司の説教が長すぎて、反省する気持ちが消滅した。
・スーパーのレジで、自分の列だけ進みが遅い。
・推しの知名度が上がりすぎてしんどい。

これだけでも、なかなかの破壊力ですが、現代社会ではこの手の「0.5秒のストレス」がどんどん増えています。SNSによる常時接続、リモートワーク、可視化される炎上や分断、生成AIによる影響……。日々変化する環境のなか、新たな「0.5秒のストレス」が爆誕します。

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