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「冬の時代」が本格化、大学のサバイバル戦略。私大の6割は定員割れ、18歳人口急減で環境激変

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中でも京都ノートルダム大は地元の名門として知られているため衝撃が走った。ただ、学校法人内には人気の高い中学・高校を持つ。経営に余裕があるからこそ、早めの撤退が可能だったのだろう。

撤退予備軍は数多く存在する。日本私立学校振興・共済事業団の調査によると24年度の定員割れ私立大の比率は59.2%と6割近くまで高まっている。

私立大の多くが授業料などの学納金に依存しているため、定員を満たすことができないと経営状況が悪化する。私立大(学校法人)の23年度財務状況を集計すると、経常収支差額赤字の法人が5割を超えた。20%以上の赤字も66法人に増えている(下図)。私立大も学費を徐々に上げているが、その多くが赤字を解消するまでには至っていない。

大学削減に動く文科省

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