新型RAV4に搭載された「アリーン」の正体とは?

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アリーンはまず、日本、北米、ヨーロッパで販売される車両に採用される。

中国市場は、2025年4月の上海モーターショーで発表した「bZ7」にファーウェイの分散型ソフトウェア「ハーモニーOS」を搭載したように、少々事情が異なるようだ。

中国で発表した新型車「bZ7」は中国現地法人との共同開発によるEV(写真:トヨタ自動車)
中国で発表した新型車「bZ7」は中国現地法人との共同開発によるEV(写真:トヨタ自動車)

「クルマ屋らしい」ソフトウェア

「モビリティカンパニーへの変革を進めております」という文言とともに、「クルマの知能化やソフトウェアの実装をスピーディに進める」とトヨタ自動車が発表したのは、2023年10月。

それに先立つ同年9月に、ウーブン・バイ・トヨタでは「(アリーンが)先行開発から実装フェーズに移行する」と発表を行っている。

RAV4発表の翌日となる2025年5月22日には、「AIへの研究や開発などへの投資を大幅に拡大」するというリリースを出した。

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そこでは、トヨタ自動車とウーブン・バイ・トヨタをはじめ、アイシン、デンソー、豊田通商のトヨタグループ5社で「トヨタソフトウェアアカデミー」を発足させたと発表。

「ソフトウェアに加え、ハードウェアも理解したクルマ屋らしいAI・ソフトウェア人材」の育成をめざすとしている。

上記の文言の中の「クルマ屋らしい」というくだりがミソで、ここがトヨタのこだわりだ。クルマ屋らしいソフトウェア、楽しみにしておこうではないか。

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小川 フミオ モータージャーナリスト

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おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

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