回転寿司で絶対に外せない「痩せる寿司ネタ」とは何か→人気ランキング上位のサーモンやマグロ赤身には乏しくてトロには豊富な「痩せるアブラ」

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文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、頭、内臓、骨、ヒレ、鱗などをのぞいた、食べられる部分にEPAとDHAが群を抜いて多く含まれているのは、サンマ、サバ、イワシ、サワラなどの背中の青い魚、キンキ、ブリ、タチウオ、ウナギ、そしてマグロはマグロでもトロの部分です。

キンキは、おもに北海道で獲れる白身魚で、大きな目と赤い体が印象的です。

(画像:『これをやめれば痩せられる』より)

ここで悲しいお知らせ。サーモンは脂が乗っていても、n‐6系脂肪酸であるリノール酸が中心なので、たいして貢献できません。

回転寿司の最強ネタはマグロのトロ

では、今度回転寿司に行ったら、何を、何皿食べればよいのでしょうか。

『これをやめれば痩せられる』
『これをやめれば痩せられる』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

回転寿司のネタは平均約8gですから、EPAとDHAが多い、サンマ、ブリ、サバであれば、1貫にEPAとDHAが合計で、それぞれ0.30g、0.21g、0.13g入っています。

厚生労働省の目安量、EPAとDHAを合わせて1日1g摂取するには、サンマ、ブリなら4~5貫でOK。

サバは7貫必要ですが、他の優秀な魚も食べて、合計でクリアすればよいですね。

切り札はマグロのトロです。1貫のネタにEPAとDHAが0.53gも! 入っています。

値段が気になるなら1皿を誰かと分けて、1貫食べるだけでグッと底上げできます。
 

奥田 昌子 医学博士/内科医

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おくだ まさこ / Masako Okuda

京都大学大学院医学研究科修了。京都大学博士(医学)。博士課程にて基礎研究に従事。生命とは何か、健康とは何かを考えるなかで予防医学の理念にひかれ、健診ならびに人間ドック実施機関でのべ30万人以上の診察/診療にあたる。航空会社産業医を兼務し、ストレス対応を含む総合診療を続けている。著書に『これをやめれば痩せられる』(東洋経済新報社)、『欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」』(講談社ブルーバックス)、『内臓脂肪を最速で落とす』(幻冬舎新書)などがある。

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