
現在公開中の映画『国宝』。吉田修一さんによる長編小説が原作で、歌舞伎界を舞台としている大作です。吉沢亮さん、横浜流星さんのダブル主演で、歌舞伎役者を体当たりで熱演しています。映画を観た人からも、「圧巻の演技」「上映時間3時間、まったく退屈することはなかった」という驚きの声が聞かれています。
監督は、映画『悪人』(2010年)で吉田修一作品のメガホンを取り、映画『フラガール』(2006年)でも日本アカデミー賞をはじめ数々の賞を受賞した李相日さん。
脚本は、映画『八日目の蝉』(2011年)、アニメーション映画『サマーウォーズ』(2009年)など、実写・アニメを問わず数々のヒューマンドラマで実績のある奥寺佐渡子さんが担当しています。
全国各地に残る「芝居小屋」のシーンが圧巻
さて、そんな『国宝』のテーマは、日本が誇る「歌舞伎」の世界です。
任侠の家に生まれた数奇な運命の持ち主で、女形の歌舞伎役者として才能を開花させた、吉沢さん演じる「喜久雄」と、名門一家の御曹司であり、歌舞伎役者になることを運命づけられてきた、横浜さん演じる「俊介」。
この2人が数十年の年月を経ながら織りなすストーリーは、その鬼気迫る演技とあいまって、観る者を引き込んで離さない展開となっています。
そして、物語の舞台でありロケ地となったのは、歌舞伎が上演される数々の劇場です。
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