他人の感情に合わせて一喜一憂するのは三流 “一流の人”が意識する、心の安定のための「境界線」
もちろん、困っている人がいたら助けてあげればいい。
人間なのですから、他人に同情することもあれば、一緒に涙を流すこともあるでしょう。
それはそれですばらしいことですが、自分の問題と相手の問題とを混同してしまうと、齟齬が生まれておたがいに不幸な結果になりかねません。
大切なのは、あなたが自分自身の人生をしっかり生きること。
そのうえで、自分のできる範囲で相手をサポートすればいいのです。
「相手の領域」までは踏み込まない
たとえば、好きな人に喜んでもらおうとして、精一杯がんばったとします。あなたができること(マイゾーン)は、じつはここまでです。
あなたがやったことを相手が喜んでくれるかどうかは、相手の領域(ユアゾーン)の問題なのです。
ですから、「自分はこんなにがんばったのに、どうして喜んでくれないの?」と考えてはいけません。
変えられない相手のゾーンまで踏み込んで、悩む必要はないのです。
「心の領域」は、たとえ相手が恋人でも夫婦でも親子でも、侵せない領域です。
ただこれは、「相手の心は自分ではどうしようもないのだから、考えなくてもいい」ということではありません。相手が傷つかないように、心情を慮るのはとても大切なことです。「自分勝手でもオーケー」という話ではないのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら