他者に「すごいね!」と言ってもらいたい…SNS時代の《すごい地獄》に疲れた人へ 一流の人に学ぶ“自己肯定感”が満たされる秘訣とは

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

一流の人にとって、いちばん大切なのは自分自身の心の在り方なのです。

最近、「成功するためには、セルフブランディングが必要である」ということをよく耳にします。

本来「セルフブランディング」とは、自分をプロデュースし、自らの力でプロモーションすることなのですが、この言葉を意識しすぎるあまり、いつの間にか「自分を大きく見せる」ことにとらわれている人が多くなっているような気がします。

しかし、いくら自分を実際より大きく見せようとしても、「自分がどの程度の人間なのか」ということを誰よりもいちばん知っているのは自分自身ですから、結果として自分の心を騙して傷つけることになります。

つまり、自分を偽ってまわりに対して己を大きく見せるよりも、まずは自分の良心に従って自己肯定感を高めるべきなのです。

自己肯定感の安定をもたらす大きな要素は「行動」と「実績」です。

「自分はできるかぎりの努力をしてきたか?」
「自分に正直に生きてきたか?」
「自分の言動は真実に基づいているか?」

こうした自分への問いかけに自信を持って「YES」と答えられたとき、人は自分に誇りを持つことができます。そして、勘違いの自信ではなく実践をともなう誇りを持てるので風格が漂うのです。

先の問いかけに対する答えは、自分自身がいちばんわかっていることばかり。他人に自分を売り込む「セルフブランディング」よりも、自分自身の内なる誇りである「インナーブランディング」を高めていくことのほうがはるかに大切なのです。

セルフイメージを上げるための3つの方法

人は誰もが、自らに対するセルフイメージを持っています。

セルフイメージとは、「自分はこんな人間だ」と、自分自身が自らに対して抱いているイメージのことです。

一流の人のセルフイメージは総じて高く、彼らはそれが人生をどれだけ左右するのかをよく知っています。

ただ、一流の人のセルフイメージが高いのは、もともと備わっている資質ではありません。彼らは意識的にセルフイメージを上げる努力をしているのです。

では、彼らはどうやってセルフイメージを上げているのでしょうか。

1つめは格上の人との出会いです。

格上の人は自分のまったく知らない世界を知っていて、上へ上へと引っ張り上げてくれる存在です。

こうした人との出会いによってセルフイメージは高まります。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事