「“若返りサプリ”は朝と晩、どちらの服用が効果的?」「猫と犬、どちらを飼っている人が長生き?」“老けない人”がしている「新常識」

「百寿者」や「センテナリアン」とも呼ばれる100歳以上の高齢者の数は、厚労省の統計によると、2024年9月時点でなんと約9万5000人にも上るといいます。同じく厚労省の簡易生命表の概要によると、平均寿命も男性が81.09年、女性は87.14年と延伸し、日本は紛れもない超高齢社会に突入しています。
人生100年時代に充実した人生を送るためには、生き生きと過ごせる健康寿命を延ばすこと、つまり、老化をいかに食い止めることできるかがカギとなります。
それは決して夢ではなく、老化は「病気であり、治療できるもの」、そして「若返りは可能」ということが最新の長寿研究によって明らかになってきているのです。
老化は「レシピ本につけられた“付箋の乱れ”」
『LIFESPAN: 老いなき世界』著者でありハーバード大学医学部のデビッド・シンクレア教授のもとで研究経験を持ち、自身も『寿命を自分で決める時代』(Hanada新書009)の著書がある慶應義塾大学医学部特任講師の早野元詞氏によると、「私たちの細胞の中には、まるでレシピ本のような仕組みがある」と言います。
すべての細胞には約2万個の遺伝子という「レシピ」が存在し、それぞれの細胞が必要な「ページ」を参照して機能しているということです。
「年を重ねると、このレシピ本の『付箋』の位置が変わってしまい、適切なページを開けなくなってしまいます。これが老化の本質的なメカニズムの1つです」(早野氏)
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