30歳平均月収が高い会社ランキング！5位は住友商事、4位は明治安田生命保険、ではトップ3は？

（写真：おじゃみ／PIXTA）

国内企業の賃金引き上げが進展している。厚生労働省が2024年10月に発表した「令和6年賃金引上げ等の実態に関する調査の概況」によると、「1人平均賃金の改定額」、「1人平均賃金の改定率」は3年連続で上昇したという。では、国内企業の賃金水準は、実際どの程度だろうか。

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東洋経済新報社では毎年「CSR調査」を通じて、大卒30歳平均賃金について回答を得て、『CSR企業総覧（雇用・人材活用編）』に掲載している。今回は、同誌2025年版に掲載したデータを基に大卒・総合職30歳平均賃金（月額）が高い会社50社のランキングを作成した。

対象は同誌掲載1715社のうち、大卒30歳平均賃金の開示があった837社。以下、上位企業の情報とともに紹介する。なお、『CSR企業総覧（ランキング＆集計編）』2025年版には、同ランキングの上位400社や業種別平均値を掲載している。こちらも参考にしていただきたい

なお、金額は原則、2024年調査における直近時点のデータであり、大卒・総合職の「実在者平均の月例賃金」、または「モデル月例賃金」。「時間外勤務手当」および「賞与」などは含まない。また、「特定の赴任地勤務者に支払われるような赴任手当」や「特定の人にしか支払われない住宅手当」なども含まない。

「モデル月例賃金」の場合、ベースとなる賃金にモデルとなる「役職給」と「家族給」を加算した賃金で、年収での開示は対象外。持ち株会社の場合は、傘下の主要企業のデータを掲載している場合がある。一部、上記の基準と異なる場合があり、データの詳細は注記に記載している。

60万円を超えている会社とは…

1位は関西私鉄グループで不動産、ホテルなど多角展開する阪急阪神ホールディングスの63万円。これは同社採用の総合職のモデル賃金。年俸制を取っているので月額に引き直した数字であることには注意が必要だ。2位は傘下に博報堂、大広、読売広告社を有する国内広告業界2位の博報堂DYホールディングス（傘下の博報堂のデータで60万1319円）となった。上記2社は60万円を超えている。