30歳平均月収が高い会社ランキング!5位は住友商事、4位は明治安田生命保険、ではトップ3は?

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3位は商船三井(大卒30歳平均賃金58万8447円、以下同)。4位は明治安田生命保険(58万8399円)。同社の数字は、地域限定採用者を除いた総合職(全国型)の平均値だ。5位は総合商社の住友商事(57万930円)。4位と5位はいずれも最高賃金の水準は80万円を超えている。

以下、6位に住友不動産(56万円)、7位に電子材料・合成樹脂等の化学品専門商社首位の長瀬産業(54万7878円)、8位に東海東京フィナンシャル・ホールディングス(54万5121円、同社および東海東京証券の正社員)、9位に独自商品開発とブランド品卸売りを展開するドウシシャ(54万1287円)、10位に三菱商事(53万8538円)と続く。12位の電通グループ傘下のネット広告代理大手、セプテー二・ホールディングス(51万5319円、同社および傘下会社2社の平均)までが大卒30歳平均賃金が50万円を超えている。

上位にランクインした企業の業種

上位企業の業種を見てみると、一般的に給与水準が高いとされる広告、金融、総合商社、不動産といった企業が名を連ねる一方、陸運業や海運業も上位にランクインしている点は興味深い結果となった。

CSRに関するさらに詳しいデータはこちら

編集部では毎年、調査データを基に「CSR企業ランキング」を算出しており、その中で大卒30歳平均賃金も評価項目の1つとしている。2025年版ランキングの同項目では、最高得点の目安を33万円としているが、50位の竹中工務店でも42万6000円と、この目安を大幅に上回っている。

円安などによる物価上昇が続く中、人材確保という側面からも日本の賃金水準は今後も上昇すると予想される。今回は単年度のランキングを紹介したが、この指標は各社が毎年一定の基準で開示しているため、賃金水準だけでなくその推移も追うことができる。就活生や転職者のみならず、現役の従業員にとっても、自身の立ち位置を知る上で重要な情報となるだろう。

なお、一部基準が異なる開示が含まれている場合があるが、大まかな傾向を知る上では有用だ。編集部としては、適正な賃金水準を考える上での情報を継続して提供していきたい。

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