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伊藤忠関係者からは「イーネットの株主構成が複雑でファミマ側がグリップできていないのでは」との声が聞こえてくる。伊藤忠側からみれば、セブン銀への出資を通じ、同社が開発するATMをファミマ店内で展開し、顧客の利便性を高められるメリットはある。
セブン銀としてもグループ内だけでのATMの設置余地は限界を迎えつつある。折しもキャッシュレス決済が急速に浸透しており、現金の入出金が主な用途であるATM事業の先行きは不透明だ。全国に1万6000店舗を持つファミマとの連携は大きな商機になるだろう。
ところが、だ。5月20日の報道以降、関係者の間では「本件がすんなり実行されるとは思えない」との評価がもっぱらだ。当初の報道には「5月30日にも発表」と伝えるものもあったが、足元で各社は沈黙を貫いている。
セブン銀、グループ外に求めた活路
いったい何があったのか。ことの経緯はこうだ。
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