士業につながるような専門知識を得るための勉強、MBAを始めとする学位取得を含めた勉強、英語、プログラミング、などなど。
非常に多岐にわたることは言うまでもない。
多岐にわたるのだから、職業人としてはやみくもに勉強するのではなく、やはりここは戦略性を持って勉強に臨みたいところだ。
自分が今注力するべき分野なのかを見極める
例えば英語。
30代とか40代のビジネスパーソンが、一念発起して「よし英語の勉強に力を入れよう」というケースもあるだろう。
ただ、果たしてそれは自分が今注力するべき分野なのか否かを冷静に見極めないといけない。
英語を取得するというのは、どういったプロセスをたどることになるだろうか。
英語とはもちろん語学だ。
語学とはすなわち会話のキャッチボールを含めて、相手と意思疎通したり、自分の意見なりを表現するのが最終的な目標だ。
個人的には英語の勉強にはいくつかのフェーズがあると思っている。
つまり、
みたいな感じだ。
そもそも単語力がないと始まらないし、赤ん坊じゃあるまいし単語だけで会話というわけにもいかないので文章の型を覚えるのも大事だ。
語学であるがゆえに、基礎である単語なりのインプット量や知識の量が直接的に会話力や表現力につながってくることは言うまでもないだろう。
いずれにせよ、そのインプットには相当程度時間がかかるし、単語にしても活用するシーンが日常的にないと覚えた先から忘れてしまう、という悪循環にもなりかねない。
要は英語をビジネスレベルで活用できるようになるには、相当な時間がかかる、ということだ。
ここで先ほどの「今自分が注力するべき分野であるか否か」に戻っていただきたい。
英語を取得する、という行為やその結果がどの程度ビジネスパーソンとしての自分の価値の向上につながるか否か。
まずはその質問に対する回答を明確にしないといけない。
自分が現在、そしてこの後仕事をしていくうえで、どんな知識やスキルが必要になってきて、その中で英語の重要性はどの程度なのか、ということだ。
学生とは違って、社会人の学びには時間的制約がどうしてもついてくるものなので、すべてはできないがゆえに、優先順位をつけることが必須だ。
だからこそ、時間的リソースを大量投入しないといけない英語が、自分にとってどの程度重要性のある分野なのかも見極めが必須なのだ。
AIや専門の通訳、英語ができる同僚や部下を通じた翻訳を前提として、自分はそれ以外の専門性を突き詰める。
それも一つの選択肢だろう。
反対に、自分の思いを自分の言葉で伝えることなりが重要なので、やはり英語を極めたい、というケースもあるだろう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら