パサつきが気になる → いえいえ、調理しだいで"絶品料理"に早変わり! いま話題の《備蓄米》をおいしくいただく「香味牛丼」を自宅で作る極意

✎ 1〜 ✎ 87 ✎ 88 ✎ 89 ✎ 90
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

一方、味の濃いおかずと合わせれば、その「特徴のなさ」がいい方向に働くはずです。そうした観点から、簡単な牛丼のレシピをご紹介します。

マイタケ牛丼
材料 2人分

牛切り落とし肉 180グラム
マイタケ    50グラム
タマネギ    2分の1個
だし      300ミリリットル(市販の顆粒だしやパックでも可)
砂糖      大さじ2
みりん     大さじ2
しょうゆ    大さじ2+2分の1

マイタケの酵素で硬い肉も柔らかく

写真はオーストラリア産アンガス牛肉切り落としです(写真:筆者撮影)

牛肉は脂肪交雑が多いもの=赤みの部分に脂が細かく入っているものを選ぶと柔らかく、おいしく食べられます。一方、国産牛や和牛は高価なので、安価な輸入牛を使いたいという場合もあるでしょう。そんなときに役に立つのがマイタケです。

酵素を水に溶かすためにある程度細かくする必要があります(写真:筆者撮影)

マイタケをジッパー付きの袋に入れ、水大さじ2(分量外)を加えて、手でよくもみ込みます。マイタケにはタンパク質分解酵素(マイタケプロテアーゼ)が含まれているので、食肉を漬け込むことで筋繊維がほぐれ、硬いお肉も柔らかく食べられます。マイタケの香りと苦味がついてしまうという問題がありますが、牛丼の場合は問題になりません。

この工程で硬い肉もかなり柔らかくなります(写真:筆者撮影)
次ページ煮込み方にもポイントが…
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事