プライド捨てたら意外に充実、定年後の働きがい。意識変革できれば幸せな老後が待っている

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高年齢者雇用安定法が改正され、2025年4月からすべての企業に65歳までの雇用確保が義務づけられた。定年の廃止や引き上げ、または65歳までの継続雇用(再雇用)制度の導入のいずれかが求められる。

再雇用制度を選択する企業は約8割に上っており、従業員側もおおむね5割程度が同じ会社で再雇用を選ぶ傾向にあるようだ。

だが再雇用されると、太田さんのように待遇を一気に引き下げられ、年収は現役時代の3〜4割になるケースが多い。役職に伴う権限もなくなり、“小さな仕事”に追いやられる。

小さな仕事だから楽しめる

ところが、である。下図を見てほしい。リクルートワークス研究所が行った調査では、「仕事に満足している人」の割合が60歳の定年後、圧倒的に増加している。仕事への満足感がある人の割合は20代から下がり始め、50歳では35.9%まで落ち込む。が、その後は増加に転じ、60歳では45.3%、70歳では59.6%が仕事に満足していることがわかる。

リクルートワークス研究所の坂本貴志研究員は「小さな仕事だから楽しめる側面がある。短時間の労働で、高いノルマも過度な責任もない。住宅ローンや子育てに追われ、現役時代はとにかく一生懸命働かなければならないが、シニア層はより自由な働き方を選ぶことができる」と話す。

本記事の詳報版は、東洋経済オンライン有料版記事「50代で激変する働きがい、プライド捨てたら充実」でご覧いただけます。
森 創一郎 東洋経済 記者

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もり そういちろう / Soichiro Mori

1972年東京生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科修了。出版社、雑誌社、フリー記者を経て2006年から北海道放送記者。2020年7月から東洋経済記者。

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