お金のルールが続々改正、働く女性の「新常識」。年収の壁、iDeCo、出生後休業支援給付…
もちろん働けばそれだけ収入は増える。だが、その分保険料負担も増えることになり、悩ましい壁だ。ただ年収170万円を超えれば、扶養を外れて社会保険料を払っても世帯収入はプラスになることは覚えておいていただきたい。
また、「106万円」は基本給と諸手当だけが対象だが、「130万円」は全収入が対象なので注意が必要だ。
将来の備えにはiDeCoが有効
働く女性の将来の備えにはiDeCo(個人型確定拠出年金)が有効。25年度の改正で自営業(フリーランス)、会社員それぞれの積立上限額が引き上げられる予定で、これまで以上に所得控除のメリットを享受しながら「自分年金」をつくることができる。
育休を検討している女性には朗報がある。25年4月から新たに「出生後休業支援給付」がスタートしたからだ。賃金の67%が支給されるこれまでの育児休業給付金に加えて、賃金の13%が上乗せされるというものだ。
ちなみに給付金は税金や社会保険料の対象外。なので、要件を満たせば手取り収入の100%相当を確保できるとみられており、使わない手はない。詳細は、拙著『妻のお金 新ルール』(講談社)で確認してほしい。

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