「床に貝殻捨て放題」に関西人も驚く《行列天ぷらチェーン》がウメキタに! こんなおしゃれな空間でお手頃ランチを食べられちゃうんですか?
さて。刺身や単品に気を取られてすっかり本題に入るのが遅くなってしまったが、今日は、出張ではじめて訪れる初心者に著者がおすすめしたいランチをオーダーした。それがこちら、「大吉定食」だ。

天ぷらは、大海老、キス、ちくわに加え、日替わりの2品付き。この日はタケノコと、豚肉に大葉、チーズを巻いた「豚肉チーズ」だった。これからの季節は、ジャンボアスパラやトウモロコシが登場することもあるそうだ。食べたい。

大吉の天ぷらの最大の特徴は、カリッとした食感の厚い衣。天ぷら粉と小麦粉を独自配合し、そこに卵、冷水を加えて作られる。その濃度は沈殿により刻々と変化するそうで、経験を重ねた社員さんが、毎回濃度に合わせて揚げ時間を調整しているという。

夏はキンキン、冬は熱々で。大根おろしたっぷりの天つゆ
そして、もうひとつの特徴が天つゆ。かつおだしに砂糖やみりんなどを足したもので、その味わいはそうめんつゆに近い甘さだ。夏は余裕があればキンキンに冷やして、冬は熱々で提供してくれる。
大根おろしがたっぷり入っているのは「消化にいい」からだそうで、大根おろしのおかわりは無料! なんと、1日30本分が出るそうだ。

早速、その天つゆに大海老を2バウンドさせて口に運ぶと、プッリンプリンの弾力ある食感が歯に抵抗する。それを押しのけてかみしめると、海老の甘みがジュワジュワ~と口内に広がった。

タケノコをかむと、シャクシャクと心地よい音が脳内に鳴り響いた。そのたび、春の息吹を閉じ込めたようなみずみずしい水分が、プシュッと弾ける。
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