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【キーパーソンに聞く】ロールス・ロイス、BMWを歴任したマクラーレン新CCOの意外な戦略

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マクラーレン アルトゥーラ(写真:McLaren Automotive)
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イギリスのスーパーカーメーカーであるマクラーレン・オートモーティブが、新しいチーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)をBMWから迎えた。

2025年1月に就任したヘンリク・ウィルヘルムスマイヤー氏だ。同氏は、3月初旬に来日。マクラーレンのユニークな市場戦略を語った。

ヘンリク・ウィルヘルムスマイヤー氏(写真:McLaren Automotive)

F1のマクラーレンとは別組織

マクラーレンの歴史をたどると、ニュージーランド出身のレーシングドライバー、ブルース・マクラーレン(1937年-1970年)が、1963年に設立したマクラーレン・レーシングに端を発する。

1980年代後半から1990年代前半にかけて、アイルトン・セナとともにひとつの黄金時代を迎えたことは、よく知られたことだろう。

公道走行用スポーツカーを手がけるマクラーレン・カーズ(現在のマクラーレン・オートモーティブ)は1985年に設立され、1992年からごく少数の高性能車を送り出してきた。

現在のように年産2000台を超える(2018年は5000台に迫った)量産体制を敷くようになったのは、2010年代から。

現在のラインナップは、V型8気筒エンジンをミドシップした2シーターで、これまでに超がつくほどパワフルなプラグインハイブリッド(PHEV)や、独創的な3シーターも手がけている。

マクラーレン765LTスパイダー(写真:McLaren Automotive)

マクラーレンといえば、2025年のF1グランプリで第1戦と第2戦を連勝したことが記憶に新しい。第4戦のバーレーンGPが終わった時点でチームの順位は圧倒的1位。ただし、レースを担当するマクラーレン・レーシングと、量産スポーツカーを手がけるマクラーレン・オートモーティブとは、本拠地は同じでも別組織。

それでも1968年以来、マクラーレンのシンボルカラーになっているパパイヤオレンジなど、グランプリマシンと量産車のイメージ的な結びつきは強めだ。

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【今も残る創業者のスピリット】

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