いすゞ「トラヴィオ」をベースにしたキャンピングカーに注目が集まる理由。普通AT免許でも乗れる本格的なモデルが続々登場

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アストラーレ トリアス480の室内
アストラーレ トリアス480の室内(筆者撮影)

バンテックでは、この新型だけでなく、今までもカムロードをベースとし、普通免許でも運転できるコンパクトなキャブコンモデルを数多くリリースし、大きな支持を受けている。それに今回、トラヴィオをベースとするモデルを追加する狙いは、主に「ユーザーの選択肢を増やすこと」だという。

とくに、カムロードは基本設計が古いため、先進安全装備や運転のしやすさなどについては、より最新であるトラヴィオのほうが充実しているようだ。同社が、そうしたトラヴィオの利点を活かし、より独自性を持ち、幅広いユーザーに使い勝手のいい新型モデルを開発することに期待したい。

カムロード独占状態を変えられるか

ともあれ、今までカムロードの独占状態ともいえたトラックベースの国産キャブコン・シーンに、新生トラヴィオがどんなインパクトを与えるのかが今後注目だ。とくに、こうしたモデル群は、1000万円を超える高級仕様なだけに、多くの愛好家にとって「いつかは所有したい憧れの1台」だといえる。

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そんなキャブコンのなかでも、トラヴィオ・ベースのモデルは、AT限定普通免許でも運転できることや、日本のせまい道路でも運転しやすいコンパクトな車体などが強みだ。こうした特徴により、エントリーユーザーのハードルを下げる効果が期待できる。果たして、トラヴィオの新参入が、活況なキャンピングカー業界のさらなる市場拡大に貢献するのかが気になるところだ。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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