いすゞ「トラヴィオ」をベースにしたキャンピングカーに注目が集まる理由。普通AT免許でも乗れる本格的なモデルが続々登場

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ここでは、そんないすゞの最新シャーシを使った新作モデルを紹介。また、従来、普通免許で乗れるキャブコンのベースとなる専用シャーシには、トヨタ自動車(以下、トヨタ)の「カムロード」も人気だが、トラヴィオとはどんな違いがあるのかなどについても紹介する。

新型トラヴィオとビーカムの違い

ビーカムをベースにした日本特殊ボディーのキャンピングカー「エクスペディション・イーグル」
ビーカムをベースにした日本特種ボディーのキャンピングカー「エクスペディション・イーグル」(写真:日本特種ボディー)

トラヴィオは、軽量な1.9Lディーゼルエンジンと6速ATを組み合わせたキャンピングカー専用シャーシだ。車両総重量3.5トン未満で乗車定員10名以下であれば、AT限定普通免許でも運転可能なオートマチック車のキャンピングカーを作ることを可能とする。

従来、いすゞのキャンピングカー専用シャーシには、前述のとおり、2.9L・ディーゼルエンジンと9速ATをマッチングしたビーカムがある。だが、こちらをベースとするモデルは、車両総重量3.5トンを超えるため、準中型免許かそれ以上の運転免許がないと運転できない。しかも、車体なども大型で、全長が5mを超えるモデルがほとんど。後述するトラヴィオ・ベースのモデルが全長5m未満で全幅も比較的スリムなので、エントリーユーザーにも乗りやすいこととは対照的だといえる。

加えて、ビーカムに関しては、取り扱いできるメーカーは日本特種ボディーのみ。対して、前出のトヨタのカムロードは、さまざまなキャンピングカー・メーカーで取り扱い可能。必然的に市場へリリースされるキャブコンには、カムロード・ベースのモデルのほうが多い傾向にある。

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