日本初「完全に真横になれる」寝台夜行バスの凄さ 寝心地はいかに?高身長・肥満体の筆者が検証
寝台バスはちょっと狭め、でも「ぽっちゃりでも余裕でした!」
寝台バスの座席「ソメイユ・プロフォン」(フランス語で「熟睡」の意)は、昼間の走行時は、普通に着席できるモケットシート(椅子)の形状だ。
これが、就寝時には180度倒れた状態(フルフラット)に変化し、左・真ん中・右の3列で、上下の2段ベッド状態に変化する。


高知駅前観光によると、まず座席状態で発車後に、サービスエリアなどの休憩時に一斉にチェンジするような想定をしていたとのこと。しかしモニター運行の段階では、まず「最初からフルフラット」状態で運行するそうだ。
寝台バスで横になる際は、座席中心部(だいたい腰のあたり)にシートベルトを装着した状態で寝転ぶことになる。シートの横幅は48cm、頭上の空間は51~73cmと、カプセルホテルよりは狭め。
しかし、今回の乗車サンプルである、身長179cm・肩幅46cm・腹囲94cmの大柄な成人男性(筆者)が横になれるだけのスペースは、(ややギリギリではあるものの)、ちゃんと確保できている。

なお、フルフラット座席「ソメイユ・プロフォン」は、2024年11月に国土交通省が公開した寝台バスの安全基準(フルフラット座席を備える高速バスの安全性に関するガイドライン)に基づき、「2点式ベルト」「転落防止材」「衝撃吸収プレート」を設置、認可を得ている。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら