（漫画：©︎三田紀房／コルク）
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』（講談社）編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が1月29日に発売されました。連載第166回は、上司や先生と話す時に意識するとよいことをお話しします。
どんなことを考えながら話を聞く？
みなさんは、先生や上司から話を聞くときに、どんなことを考えながら聞いていますか？
おそらく多くの人は、その話の内容に焦点を当てて、話を聞いているのではないでしょうか。どんなことを話しているか、理解することに一生懸命になっている場合が多いのではないかと思います。
ですが、実は頭のいい人は、先生や上司から話を聞くときに、「相手がどんな話をしているのか」ということ以外にもう1つ、こんな視点を持ちながら話を聞いています。
それは「相手はなぜ、自分に、この話をしているんだろう？」ということです。
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